介護サービス・介護施設にかかる費用

 

全額が自己負担となるもの

2019年現在の介護サービス・施設にかかる費用で、保険では支払えなく全額が利用者自己負担となる費用です。

食費

老人ホームや訪問サービスでの食事やおやつ代は保険適用外の為、自己負担となります。

居住費・短期入所サービスの滞在費

老人ホーム等の家賃とショートステイの滞在費用は自己負担になります。光熱費や管理費など施設ごとに費用項目は異なる場合があります。

日常生活費・教養娯楽費

施設に入所しながら新聞を購入したり、有料のレクリエーションに参加した時にかかる費用などです。

おむつ代

漏れ防止パットやおむつ等は老人ホームで購入されたものを購入する事もできますし、市販の販売店でご自身でまたはご家族で安く購入する事もできます。

訪問サービス・通所サービスで「通常の営業地域外」でのサービス利用の場合の交通費

近くにある施設よりもサービスが充実していたり、スタッフとの相性が良くて、少し遠方にある訪問サービスや通所サービスを利用することはできます。遠い分、交通費がかさむ場合もあります。

介護保険を利用できるサービスの料金と自己負担額の目安(1割負担)

大まかに、かかる費用を知っておくと、今使えるサービスとこれから使えるサービスがわかります。症状が軽いうちからサービスを利用することで、高齢となっても症状が改善されることは少なくありません。

使えるサービスはしっかり使う。そのために介護保険料を収めてきたのですから。

サービス内容 自己負担額 サービス利用料金
訪問介護 600円 6,000円(生活援助60分+身体介護60分)
デイサービス(要介護1) 700円+おむつ代+おやつ代 7,000円(6時間)
デイサービス(要介護5) 1,100円+おむつ代+おやつ代 11,000円(6時間)
ショートステイ 1泊6,000~8,000円 1泊食事代+部屋代+介護費用など
特別養護老人ホーム 個室 月額9~15万円(食費・部屋代・光熱費含む)
特別養護老人ホーム 相部屋 月額5~8万円(食費・部屋代・光熱費含む)
老人保健施設 個室 月額15万円以(食費・部屋代・光熱費含む)
老人保健施設 相部屋 月額5~8万(食費・部屋代・光熱費含む)
グループホーム 月額12~18万円(食費・部屋代・光熱費含む)
老人ホーム 月額12万円~(食費・部屋代・光熱費含む)

 

老人ホームの場合。

入居時に一括して費用を支払うホーム、入居一時金を支払いかつ月額料金を支払うホーム、入居一時金が格安で月額料金を支払うホーム、入居一時金はなく月額料金のみを支払うホームがあります。

入居一時金の費用が安いとその分月額料金が高めに設定される傾向があります。

実際の介護サービスにかかる費用の負担額

公益財団法人生命保険文化センターの2015年に公表された調査によると、介護保険を利用している世帯でかかる自己負担の月額料金は平均で7.9万円となっています。

介護にかかった月額費用額 割合
平均7.9万円 平均
15万円~ 16.4%
12万5千円~15万円未満 3.4%
10万円~12万5千円未満 9.8%
7万5千円~10万円未満 7.1%
5万円~7万5千円未満 13.8%
2万5千円~5万円未満 10.2%
1万円~2万5千円未満 15.1%
1万円未満 4.9%

 

平均でかかる費用は8万円程。それでも、30%の要介護者では5万円未満で収まっています。10万円以上の費用が掛かる人も30%。

介護の期間 は全国平均すると4年11ヶ月です。ただし、個人差はあります。介護期間の平均月とかかる費用の平均額をかけると、466万円。この費用に食費・医療費・住宅費は含まれていません。

さらに日常的にかかる総額を年金で賄うのか預貯金で支払うのか、家族が負担するのかは各ご家庭の事情によります。

トータルで親一人について1,000万円の預貯金があれば、大方凌げると介護業界の専門家が指摘しています。

老後に備えていくら貯蓄しておけばいいだろうか。

経験から言うと、

高齢者一人につき、基本1,000万円の貯蓄があれば、なんとかなる、

というのが答えだ。

(抜粋:「介護破産」働きながら介護を続ける方法 結城康博 村田くみ 著)

たとえば75歳で介護が必要となってもその後13年間、88歳までなら間に合うという計算が成り立ちます。ご夫婦2人ならば倍の2,000万円となりますね。

これまで普通に健康であったかたであっても、親が70歳を過ぎたころに、介護が必要となった場合のトータルでかかる費用をシュミレーションし知っておくのが良いでしょう。

投稿者プロフィール

みえる
みえる
埼玉県中部から湘南新宿ラインを使って東京都心に勤めています。親の介護体験はありません。

自転車で10分程の老人ホームに住む母に、週2回程度、手料理を持参したり差し入れや病院の通院の付き添いで訪問しています。

母が老人ホームに移り住むタイミングで近くに引っ越しました。通勤時間は長くなりましたが、自分の時間が作れました。

左の写真の絵は私が描いた絵ではありません。

超多忙な時期に自分を取り戻すかのような思いで購入しました。日本画家東山魁夷の「道」の複製です。とっても好きな絵です。人の人生のよう。

忙しいからこそ、絵画を鑑賞したくなる時があります。アンバランスでどこか不足した栄養素を補うような本能で、美を欲するのを感じるからなのでしょう。

しっかり働き、自分の時間を大切に、そして、親の助け手でもある。恩返しする。これまでも、これからも・・・。